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2010年3月3日水曜日

あの怪物。アレクサンドロ・ムニョスがついに引退した・・・


WBA世界スーパー・フライ級王者に2度君臨したアレクサンデル“エクスプロシーボ”ムニョス(ベネズエラ)が現役引退を表明した。


 ベネズエラからの報道によると、ムニョスはクリスチャン・ミハレス(メキシコ)との統一戦に敗れた後、3度目のベルト獲得のチャンスをうかがっていたが、自らグローブをつるす決断を下した。「今が潮時だと思う。新しい人生を送りたい。これは後退を意味するものではない。私のキャリアをサポートしてくれた人たちに感謝します。ロレンソ・パーラとの試合が具体化していたけど、別の道を歩むことにした。私の時間は終わった。後進たちにチャンスを与えたい」(ムニョス)

 日本でセレス小林を8回KOで下して戴冠したムニョスは、そのパンチャーぶりで一世を風びした。セレス戦後、小島英次(2度)、本田秀伸、名城信男、相澤国之といった日本人ボクサーと対戦し無敗を誇った。

 ラストファイトは昨年11月、同じく元王者のフェリックス・マチャード(ベネズエラ)に3-0判定勝ちした一戦。戦績は34勝27KO3敗。今後はカラカスから故郷ボリバル州に戻り、暮らしていくと語っている。
 
 

 
 
 
アレクサンデル・ムニョス(Alexander Muñoz、男性、1979年2月8日 - )は、ベネズエラ出身のプロボクサー、前WBA世界スーパーフライ級王者。アマチュア時代には172戦163勝129KOという驚異的な戦績を誇り、1998年にプロデビュー。デビュー以来23連続KO勝利の記録を作った(後にエドウィン・バレロに破られる)、ファイター型のボクサーである。身長166.2cm、リーチ174.0cm(2008年1月11日測定)。

「日本人キラー」としても知られ、これまで7度日本のリングに登場し全勝(3KO)。

1998年10月3日、プロデビュー(3回TKO勝ち)。


2000年12月16日、8月までWBA世界フライ級王座を保持していたソーンピチャイ・クラティンデーンジム(タイ)とノンタイトル戦を行い、5回KO勝ち。

2002年3月9日、21戦全KO勝ちという戦績を引っさげ、世界初挑戦。東京でWBA世界スーパーフライ級王者セレス小林に挑み、5度のダウンを奪った末の8回TKO勝ち。デビューから22戦連続KO勝ちで世界王座を獲得した。7月31日には大阪で小島英次を2回KOに降し、初防衛成功。

2003年2月16日、地元ベネズエラのカラカスでジョギング中、3人組に襲撃され左膝に銃弾を浴び、病院に運ばれ手術を受けた。大事には至らなかったが、結果的に小島戦から1年以上リングから遠ざかることになった。

2003年10月4日、小島戦以来1年2か月ぶりの試合。東京で本田秀伸と対戦。挑戦者の見事なディフェンス技術の前に自慢の強打を発揮できず、デビュー以来23試合続けてきた連続KO勝ちがストップ。しかし、圧倒的な手数で優位に試合を進め、3-0の判定勝ちで2度目の防衛に成功。続く2004年1月3日には大阪で小島の再挑戦を10回TKOで退け、3度目の防衛にも成功。

2004年4月、ベネズエラの自宅にて強盗に襲われ膝を負傷。そのため、5月16日に予定されていた石原英康を挑戦者に迎えての4度目の防衛戦は中止となった(石原はマーティン・カスティーリョ〈メキシコ〉と暫定王座決定戦を争ったが、11回TKOで敗れた)。

負傷が治った2004年12月3日、暫定王者カスティーリョとの王座統一戦に臨むが、デビュー以来初のダウンを喫した末の12回判定負け。26戦目にして初黒星を喫すると同時に、2年9か月守り続けてた世界王座から陥落した。

2005年5月26日、WBAラテンアメリカスーパーフライ級王座獲得。

2006年1月21日、世界王座返り咲きを懸け、カスティーリョと再戦したが、12回判定負けで雪辱ならず。

2007年5月3日、通算3度目の世界挑戦。前年7月にカスティーリョを降してWBAスーパーフライ級王座を獲得した名城信男に挑み、12回判定勝ち。2年5か月ぶりの世界王座返り咲きに成功。9月24日には相澤国之、翌2008年1月14日には元WBC世界スーパーフライ級王者川嶋勝重をそれぞれ12回判定に降し、防衛に成功。

2008年5月17日、3度目の防衛戦でWBC王者クリスチャン・ミハレス(メキシコ)と王座統一戦を行ったが、12回判定負け。2度目の世界王座陥落となった。

2009年はノンタイトル10回戦を2試合行い、ともに判定勝ちしていた。







それにしても、ムニョスのパワーはすごかった。
引退が惜しまれるが、しょうがないだろう。
本人が決めることだし。

銃で撃たれても復帰するあたり、まさに怪物だった・・・

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